[LFP長征]複数の関係者への取材によると、ここ数日華国政府・華国共産党の高官と長征駐在の錦繍側担当者が複数回に渡り接触を繰り返していることが分かった。専門家は「外交的なビッグイベントが起きる可能性を考えるべきだ」と指摘した。
今年に入り、華国周辺を取り巻く政治状況は厳しいものになりつつある。日本の政権当局はアジアにおける共同防衛の路線を示し、従来絶妙な均衡で保たれてきたアジアの安全保障が大きく変わってきているからだ。
錦繍も例外ではない。例年行われている米韓合同演習で、ホワイトハウスは従来よりも多い規模の米軍を派遣し、平壌に確かな軍事的圧力を加えている。
「錦繍と華国が表だった接触をすることは、従来も想定されていました。しかし短期間に何度も、それも党の高官までもが出てくるとなると、単純な接触ではないでしょう。」香港大学のチャン教授はそのように指摘する。
教授は華国共産党の中央対外連絡部の関係者が接触したことに注目した。「中央対外連絡部とは共産党組織の対外活動を担う機関で、各国の共産党との連絡を取るために作られています。その部署の人間が出向いたということは、彼らは錦繍政府ではなく、錦繍労働党にコンタクトをとっているのです。一党独裁の国のどうにも連絡を取ることは、政府に連絡することよりも大きな意味を持ちます」とした。
教授は今後について「錦繍と華国でなんらかの大きな動きはあるでしょう。その際に彼らは西側と敵対する"運命共同体"になりきれるのか、非常に気になります」とした。
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