昨日、日本の海洋警察である海上保安庁（Japan Coast Guard）が正体不明の不審船と交戦するという事態が発生した。世界有数の海洋警察能力を有する組織への攻撃は前代未聞で、国内外で注目が集まっている。
現時点で周辺国はこの事件に対してメッセージを出していない。また日本国内メディアの中には「今回の事件は日本の暴力団組織との衝突ではないか」とするものもある。日本のマフィア組織と知られるヤクザ（YAKUZA）は、日本警察と渡り合える武力を有する可能性のある国内勢力の一派だ。特に今回事件が発生した西南地域はヤクザの力が依然として強い地域であり、また過去には大規模な武器押収が行われたこともある。
一方で保安関係に詳しい専門家は「情報がまだ少ないが」と留意したうえで「事件後の対応などを見るに、明らかにスパイのような、特殊な訓練を受けた人が起こした事件な可能性が高い」と指摘する。
特にその論拠として「臨検中に服毒し現在意識不明の重体というが、これは冷戦期の東側諸国のスパイ事案で見られた内容と類似している」とした。
このような事案を巡っては、例えば東アジア地域の場合は1987年に起きた大韓航空機爆破事件で、韓国警察に逮捕された錦繍の工作員はどちらとも服毒自殺を図ったことで知られている。
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［7月18日更新］
日本の警察当局は18日、今回の事件を錦繍籍の人間による犯行だと公式声明を発表した。また周辺国もこれを受け声明を発表している。
韓国外務省は今回の事件について「北韓(North Korea)の船舶がどのように日本沖まで到達したのか、我々の警備網が適切だったのかを含めて、我々は日本側との情報共有について打診した」とし、日本側へのコミットメントを表明した。
華国外交部は今回の事件について「我々は日本側による捜査がいかなる法の要件の元で達成されたかについて厳しく精査していく」としつつも「我々は常に正義と公正の側に立っており、日錦両当局による速やかな事態解決を希望する」と、友好国である錦繍との関係性を反映させない声明を発表した。
今回の事件について都城大学の玉利教授は次のように指摘する。
「錦繍が実行犯であるとなった場合、恐らく何らかの取引をするために日本へ定期的に往来していたのではないか。80年代にクローズアップされていた所謂"拉致"のような目的であれば日本海側を使う方が安全であり、また時期も冬季に集中していた。今回のように、夏季にも関わらずこのようなことが起きたということは、恐らく何らかの取引を定期的に行っていたと考えられる」
今回の時間について、日本当局は事件調査の公表に慎重になっており、多くの憶測を呼んでいる。
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