top of page

燃える闘志が夜の太陽に 2023テノチティトラン伎冠が華々しく挙行

[テノチティトランLFP]メキシコの夜空に、赤々と燃える闘志の聖火が太陽として輝いた。2023年ギガンタスロンテノチティトラン大会の開会式は現地時間22日夜、大会のメインスタジアムであるトロツキーインターナショナルスタジアムで華々しく挙行された。


 開会式ではメキシコの世界的に有名なゲーム企業「サクセム」社でゲームプロデューサーを務めたギリェルモ・アブリル氏を総監督に、聖書や同国の神話を織り交ぜた壮麗なストーリーが展開された。技術面においてもレーザー光線やプロジェクションマッピングなど洗練されたものが多く用いられた。

 メキシコ政府はこの大会の開会式を通じて、国際社会に対して「平和共存」を強く訴える構成を終始一貫し続けた。特に開会パフォーマンスの見どころは、「炎の人」「光の人」の対立が子供達の願いによって共存に転換していくというものだった。


 しかし、メキシコはこの大会に向けた準備などでは華国など社会主義国家との共存を選ぶ仕草を度々見せている。中東欧の海洋間連合が当初関与していた高速鉄道計画は華国政府に引き継がれ、外国人の多くは華国の出資した交通手段で大会の会場に訪れる。

 華国からきた大会の観光客は「空港からここに来るまでの間、私たちの国のシステムが随所に見られ、システムとしても分かりやすいしとても誇らしい」と語った。


 一方で、メキシコはこの大会を通じて自身が新たな文化大国であるとのアピールを提供した。大会公式マスコット「ソル・ザ・マスコットボーイ」はメキシコを飛び出して、海外でもよく見られるキャラクターに成長しつつある。

 インターネット文化に詳しい専門家は「ソル・ザ・マスコットボーイは"インターネットミーム"として若年層の間で爆発的に人気になりました。陽気な彼のイラストを無理矢理踊らされる動画は、背景音楽のポップさと相まって人気を博しています」と話す。


 いよいよ始まる平和の祭典。テノチティトランに輝く闘志の太陽は、分断が明確になるこの世界を繋げる希望の光になるのだろうか。

 

最新記事

すべて表示

奇妙な事件──日本の執政が行方不明に

世界の視線は新冷戦を象徴した東南アジアから一挙に東アジアに移った。日本閣僚の乗ったプライベートジェットが消息を絶ち、その飛行機に乗っていたと見られていた閣僚が政府専用機に乗っていたからだ。日本執政(consul)の行方を知るものは誰もいない。 この異常事態を世界の主要国の多くは報じている。日本はもちろん、アジアの韓国、台湾、華国、CASEA諸国のメディアは会合から帰国する途中の事件を速報し、一部で

bottom of page