北朝鮮が17日に行った核実験を、イランの核技術者が現地で視察していた可能性が指摘されている。事実であればイラン核合意に影響する可能性も。
北京の北朝鮮関係者が明かすところによると、イランのモフセン・ファクリザデ氏が今回行われた核実験を実験場で視察していたという。
ファクリザデ氏はイランが秘密裏に行っているとされている核開発を主導する核技術者で、英ロータス紙は以前、西側外交官筋の話として「もしイランがいつか核兵器を開発したならば、ファクリザデ氏がイラン製爆弾の父と呼ばれるだろう」と評価していた。
北朝鮮関係者はファクリザデ氏について「詳しいことはわからないが、彼は核実験のプロセスを確認したほか、今回の実験で得られた資料を、イラン本国の実験資料と共に朝鮮側と共有した可能性が高い。今回の視察でイランの核開発は大きな弾みになるのではないか」としている。
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