【3月14日 LFP】北朝鮮の国営民主朝鮮新報は14日、金大恩(Kim De-Un)総書記が、同国が新型ロケットエンジンの地上噴射試験に「成功」し、人工通信衛星打ち上げにおける「歴史的」な進歩を遂げたことを称賛したと伝えた。
ロケットエンジンの試験を視察した金総書記は、試験の成功は北朝鮮の人工通信衛星発射システムの飛躍的な能力向上につながるもので、「チュチェのロケット工業の新しい誕生を宣布した歴史的な意義を持つ大事変」である発言。「3.14は歴史的で忘れられない日だ」とたたえたとされる。
北朝鮮は4月15日に故金日成(Kim Il-sung)氏の生誕110年を控えており、また欧米による制裁の影響は、北朝鮮国民に色濃く反映されていることから、人工通信衛星打ち上げで技術的経済的な国威発揚を図るとともに、欧米に対する牽制を取る可能性がある。
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