【2022年2月18日 LFP】 インテルマリウムのエミリー・ダシェフスカ大統領は東部地域での貧困問題について言及し、具体的な政策を取っていくことを明らかにした。
インテルマリウムはチェコ地域、ポーランド地域といった西部では経済成長が著しい一方で、ウクライナ地域やルテニア地域のような東部では経済発展が滞り、投資も進んでいない。東部に住むウクライナ人やルテニア人の若者の多くは、西欧への出稼ぎで職を得ているような厳しい状況に置かれている。
インテルマリウムでは近年、ウクライナを中心に過激な分離主義の動きが高まっている。過激派の多くは大学を卒業していない貧困層であるとされ、同国内の政界では、深刻な格差の表れという問題意識も出始めている。
ダシェフスカ大統領は18日、与党連邦党の集会で格差の是正、産業の発展によって連邦の結束は維持されるとの見解を示し、
「連邦にとって第一の敵は国内の格差と貧しさだ。貧困が人々を過激な道に誘い、旧弊な分離主義を肥大化させている。したがって、連邦単位での社会保障の形成もそうだが、ウクライナやルテニアに産業を興し、職を生み出していかなければ、根本的な問題は解決できないだろう。東部の豊かな土地を生かし、経済成長の利潤を連邦の全体に波及させるために、ウクライナやルテニアでの大胆な投資を行っていくべきだ。」
と語り、産業発展のための大胆な投資が社会問題の解決の上で重要だとした。また、続けて同氏は
「このような大きな問題について、州でなんとかすべきというのは無責任な考えだ。連邦は東部の諸州に必要な支援を行うために、相応の権限を委任されなければならない。」
と主張し、東部地域における格差是正のためには連邦レベルでの努力が必要であり、それ相応の権限が連邦に与えられるべきだという考えを明らかにした。
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