【4月4日LFP】キャセイホンコン(Cathay HongKong)は4日、大西洋上空を飛ぶニューヨーク─香港便の運航を計画していると発表した。ソビエト上空を迂回する航路で、承認されれば、旅客便として世界最長の路線となる。
会見で明らかにしたところによると、新たな路線は大西洋、欧州、中央アジアの上空を飛び、距離は1万700キロ近く。所要時間は16~17時間を見込む。
また同航路向けに、上級クラスのみで構成される新型機の発注を行う計画についても明らかにした。
会見で担当者は「ソビエト上空を通過する場合の申請の煩雑さは、21世紀の技術力で解決できる」とし、また「旅行の形が多様化しつつある中、我々は航空移動そのものに焦点を置き、快速な旅ではなく、この航路に乗ることが目的になるような優雅な旅を提供していきたい」とコンセプトについて説明した。
また担当者は「ニューヨーク─香港便で運用を確かめたあと、欧州や中東の空港を経由し、数日をかけて移動するような"空飛ぶ豪華客船"のような運用を行なっていきたい」としている。
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