【テヘランLFP】イラン当局は今朝、昨年10月に発生したアゼルバイジャン系イラン人男性の殺害事件を巡る一連の反政府デモを主催したイラン籍のトルコ人男性を処刑し、その様子を国民に公開した。
政府系対外メディア「テヘラン国際通信」は今日付けの記事で、男性はテヘラン郊外のデモ現場近くの潜伏先に潜んでいたのを地元バスィージ隊員と警察の捜査により拘束されており、昨年12月に「イスラム共和国体制の打倒を目指して行動し地上に腐敗と堕落を齎した罪」により死刑判決が確定したとしている。
また今回の処刑について当該紙は、イランでは公開処刑は街頭で行われるケースが一般的であるし、その上で警察が用意した用地で執行しそれをオンラインで公開するケースは今回が初めてであると強調した。
イランでは昨年、アゼルバイジャン系イラン人男性殺害を発端に、大きな反政府デモが展開されており、専門家からは「当局は影響拡大を恐れ見せしめのために、今後も死刑が確定しているデモ関係者らを公開処刑する可能性が高い」としている。
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