【2022年 4月1日 TGTN】 4月5日の清明節を前に清華南西部の雲南省の花市場では需要が急増しています。清明節は花を捧げて亡くなった人を偲ぶ日で、通常は、中華文化で悲しみを象徴する黄色と白の菊を用います。
全国で最大規模を誇る昆明市斗南花市場は毎日買い物客でにぎわっています。ここでは、異なる品種の菊が現在1束当たり5~20元(約96~380円)で販売されていますが、清明節が近づくにつれて価格が上昇の一途を辿っています。
同市場のある花屋によりますと、菊の売上げは現在一日当たり300束ほどですが、清明節が近づくにつれ、ピーク時には一日1000束に達するということです。
また花屋によると、近年は伝統的な菊だけではなく、季節に合わせた明るい色の花を買い求めるケースが多いと言います。菊以外の花を買った若い女性は「確かに伝統的には花だけど、亡くなったおじいちゃんは明るいのが好きだったし、大切なのは寄り添う心だと思います」と話しました。
Comentarios