軍事ジャーナリストのステンレス・リー氏は革命防衛隊海軍による演習映像を視聴し、革命防衛隊による海上交通の打撃力について言及した。
「革命防衛隊海軍という部隊の特性と今回の特徴的な攻撃方法を見るにターゲットは非武装の艦艇ないし民間のタンカーのような船舶をターゲットにしている可能性が極めて高い」とし「イランはこれまでにタンカー拿捕を想定、もしくは実際に拿捕した例も含めて多々映像が公開されているが、このようなタンカーをターゲットにしてここまでの攻撃や撃沈を狙うような物は過去に類を見ない物であり、異例であると言える」と語った。
また、おそらくイランと対立関係にある国の関与している会社や、そのような国に船籍を持つ船に対してこうした攻撃がいつでもできるという脅しと捉えるのが妥当ではないか、とコメントしている。
次にイランの半潜水艇について言及し、「半潜水艇という艦艇を運用する軍隊は稀であるが、イランがこの手の艦艇を入手した経緯に深く絡んでいるのが北朝鮮である。」と述べた。
「朝鮮半島でも韓国海軍のコルベット艦天安が不可解な沈没を遂げた事件に関して北朝鮮海軍のこうした艦艇による攻撃とする説もあり、こうした兵器が北朝鮮の技術協力のもとペルシャ湾で再現されることも十分想定できる」としている。
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