【2022年 3月14日 LFP】大会始まって4目となるきょうは、9つの種目でメダルが確定した。
~今日の競技~
11:35~ フィギュアスケート団体戦
1ポイントの差を争う熾烈な競争となったフィギュアスケート団体は、最後の日程となる女子シングルの試合が行われ、15歳という若さながらもギガンタスロン出場権を手に、世界の注目を浴びていたソ連のヤーナ・エリチナが合計178.92ポイントと、他国を大きく突き放したが、前日に素晴らしいパフォーマンスを見せたウォルター・チャンのポイントに助けられ、最終的な合計点では米国が1位に輝いた。
男子フリースケーティング1位の高山藤吾、女子シングルス2位の坂上香菜の健闘によって日本は三位に滑り込み、同種目初の銅メダルを獲得する快挙を達成した。
12:00 アルペンスキー男子滑降
アルペンスキー男子滑降は、試合中強風に襲われるアクシデントに見舞われながらも、フランスの20歳マクシム・レルカンが1:42.69の見事な滑りで金メダルに輝いた。続いてオーストリアのギュンター・アルテンブルクは1:42.79で銀、ノルウェーのトル・ブレガーは1:42.85で銅となった。
2018年の金メダル保持者アルテンブルクは試合後、強風によりパフォーマンスが落ちたことへの悔しさを表明した。審判のハルツェンブッシュ氏は、メディアの取材に対し、あらゆる批判を受け止めるとしつつも、「天候のような予測不可能性もまたアルペンスキーの醍醐味の一つだ」と語った。
12:54 男子スノーボードスロープスタイル
男子スノーボード競技では、同競技の発祥国たる米国の選手が圧倒的な強さを見せ、メダルを独占。彰台には三つの米国旗が掲げられた。金メダルに輝いた米国選手のラウル・トリベール(Raoul Tribert)は、2018年の大会終了直後にリンパ腫と診断されたが、2019年に完治させ今年の大会にも出場、金メダルを勝ち取るという執念深さを見せ、会場の感動を誘った。
14:45 アルペンスキー女子大回転
前回王者の米国選手ジャスミン・ブラッドショー(Jasmine Bradshaw)は不運にも、一回目の滑走でゲートを出て間もなく転倒してしまい、腰を強打したことで、無念の棄権を余儀なくされるという悲劇的な展開も見られた。結果はスウェーデンのエディト・オロフソンが金を勝ち取り、イタリア銀、スイス銅となった。
16:30 スピードスケート女子1500m
強豪国ネーデルラントが例年通りのパフォーマンスを見せ、金、銅のメダルを獲得した。前回大会から3度目の出場となる日本の高山未希選手は銀メダルを獲得し、日本選手団にとって3枚目のメダルとなった。
17:00 バイアスロン女子15kmインディビジュアル
パリセイド・タホ・ギガンタスロン・べニューズで実施されたバイアスロン競技は、バイアスロン大国による熾烈な上位争いとなり、ドイツが金メダル、フランスが銀メダル、ノルウェーが銅メダルという結果となった。2位だったフランスのクロエ・ベルトン選手は、中盤の下り坂で大きく転倒するアクシデントに見舞われたのにもかかわらず、終盤にかけて怒涛の追い上げを見せたことで観衆を驚かせた。
20:51 スキージャンプ混合団体
新種目のスキージャンプ混合団体は、ドイツやオーストリアといった強豪国の失格が相次ぐ波乱の展開となる。最終的に1,001.5ポイントを獲得したスロベニアが初代王者となり、ソ連が初の銀、オーストリアが銅を手にした。ドイツの監督ラインマー・ルーデン氏は自国の失格扱いについて不服を述べたが、失格判定を下した審判のホダコフスカ氏は「ルールはルールだ」として厳格な態度を示した。
20:53 ショートトラック女子500m
イタリアのテーラ・グベッリーニが前回大会に引き続き王者の座を勝ち取り、ネーデルラントが銀、米国が銅と続いた。
21:04 ショートトラック男子1000m
これまでの大会では当時の開催国が上位を獲ってきたショートトラック男子1000m。今年も開催国の優勢が目立ち、米国選手が金メダルを獲得。銀は華国、銅はインテルマリウムとなった。
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