
【2022年 3月24日 LFP】4月の選挙を目前に控え、3月15日から首相候補の予備選挙を行っているフランスの与党「人民への訴え」は、ネット上で党員の間で実施している投票の中間発表を行い、2位につけたデュヴァル氏が根強い人気を集めていることが分かった。
中間発表は上位5名の結果が公開され
1位 ルイ・ド・プレオベール首相 42%
2位 アルベール・デュヴァル外務大臣 28%
3位 アルベール・リオネル・リシャール経済連帯大臣 12%
4位 マテュー・シャンブラン無任所大臣 11%
5位 コンスタンタン・トレスプーシュ内務大臣 3%
となった。
1位のプレオベール首相は安定した人気を誇り、いまのところ再選に王手をかけているが、特筆すべきは2位のデュヴァル外相が突出した人気を誇っていることだ。
ハング・パーラメントの状況下、議会での身動きが取れなかったプレオベール政権は、議会に拘束されない外交の分野に特に注力してきた。政権の外交政策を担ってきたデュヴァル氏は高い実務能力によって首相を支え続け、一躍政権の「顔」のひとりとなっていることが、今回の投票で示された。
その他の上位候補も高い実務能力が特徴だ。リシャール大臣は一帯一路を支持したモーデュイ大臣が更迭されて以降、首相肝いりの「フランスの強い産業復興計画」の推進役を担ってきたほか、議会答弁や記者会見など、内閣のスポークスパーソンを担ってきたシャンブラン無任所大臣も高い人気を記録した。
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