フランス競馬の最高峰、第101回中央市場賞(Prix de Les Halles)は2日、パリロンシャン競馬場でナポレオン8世臨席の下、芝2400メートルで行われ、フランス馬のルテリブル(Le Terrible)が終盤600メートルで7頭を差し切り優勝した。
ルテリブルは今回の中央市場賞での最終オッズは8番人気に留まり、スタートでも一頭出遅れ掲示板入りは絶望視されていた。しかし前半を終える頃には中団にまで追い上げ、終盤600メートルで外から一気に7頭を差し切り勝利した。
フランス馬の優勝は2020年以来2年ぶりで、特に副賞がナポレオン8世即位記念競走ということもあり、会場から大きな歓声が上がった。
今回のレースでルテリブルに騎乗していたフランス出身のジョッキー(現在は日本で活動)のO・スミヨン(O・Soumillon)はレース前、馬から下りて臨席していたナポレオン8世及び夫人に跪礼し、レース後のインタビューでも「ナポレオン8世陛下の即位を心からお祝いします。フランス生まれの騎手とフランス馬が一体となり、フランス最高峰のレースを制することができました」と祝した。
今回の勝利に大会を主催するフランスギャロは「フランス競馬界の歴史的な節目における、素晴らしい結果を心から歓迎します」と祝意を示した。
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