【2022年2月16日 LFP】フランスのプレオベール首相はきのう、今月中に議会を解散する方針で、ジョゼフ=ナポレオン摂政への請願書をまとめていることを明らかにした。
ことし4月には、現フランス皇帝ナポレオン7世が退位の意向を示していることから、その承認を問う国民投票が予定されており、それに合わせる形の解散となる。
プレオベール首相は16日の会見にて「我々による政府で、よりパワフルな政策を実施していくには、現状の災害のような議会の状況について再び民意にはかる必要がある。」と語り、パールマン・ミノリテール(いわゆる宙吊り議会)の解消が解散の動機であることを示唆した。
プレオベール首相はこれまでも、比例制度によって生じた少数党議会の状況について度々問題提起し、小選挙区2回投票制に差し戻す選挙制度改革を実施。支持率が伸び悩む中で、解散の機会を伺っていた。
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